JSかっさ治療 Q&A(よくある質問)
Q1 JSかっさ治療とはなんですか?
「かっさ」は、2500年以上前の古代中国で誕生した、酒や油を皮膚に塗ってこすり、血流を改善させる療法です。
現在でもアジア各国で民間療法となっています。
当院では、難治性症状へ即効性ある治療法を探求する中で、先祖代々伝わる「かっさ」を進化発展させてきました。
中国民間療法のかっさ療法や、美容のかっさと区別するために、JSかっさ治療(JS=Japanese Style)と名付けました。
Q2 JSかっさ治療はどんな症状に効きますか?
●月経困難症、月経不順、不妊などの婦人科系症状、
●肩こり、首から腰、膝の痛み、肩の痛みなどの運動器系症状、
●頭痛、更年期障害、顔面神経麻痺、便秘、むくみ、夜間頻尿など、つらい症状の方にお試しいただきたい治療法です。
●コロナ後遺症、ワクチン副反応、慢性疲労症候群、むずむず脚症候群、線維筋痛症、黄色靱帯骨化症、強直性脊椎炎など難治性症状にも即効性ある効果が確認できています。
●お身体のメンテナンス、疾病予防のためにもお受けいただきたい治療法です。
Q3 かっさ治療で出る赤い色は何ですか?
毛細血管や臓器の微小血管網に滞留して動いていない血液です。東洋医学で、瘀血(おけつ)といいます。
Q4 瘀血がたまるとどうなりますか?
瘀血は一度滞留すると流れにくく、血流が阻害された状態が続きます。毛細血管の仕事である老廃物の回収、酸素や栄養、ホルモン等の運搬ができなくなるため、痛みや体調不良、様々な病気を引き起こす原因となります。
Q5 瘀血の原因はなんですか?
体質、偏食、ホルモンの影響、冷え、ウイルス、熱、炎症、ストレス、運動不足、運動過多、出産、手術、外傷など、様々あります。
Q6 瘀血の赤い色は誰でも出ますか?
瘀血がたまっていなければ赤い色はでません。
背中全体を施術しても、赤い色が出るのは瘀血がたまっていたところだけです。体質によって出ない人もいます。
Q7 施術に痛みはありますか?
気持ち良いと感じる方、場所によって痛みを感じる方様々です。
痛みを感じる方は、瘀血が出るときに痛みを感じ、出し切った後は痛みがなくなることが多いです。
ご様子を伺いながら無理なく行います。施術後に痛みは残りません。
Q8 かっさ治療は、皮膚や血管を傷つけるのでは?
瘀血は、毛細血管に開いている無数の穴から排出されると言われます。血管が切れて起こる内出血とは違い、血管を損傷しているわけではありません。むしろ毛細血管の詰まりが解消されることにより、二酸化炭素や老廃物の回収、細胞への酸素、栄養、ホルモンの運搬など、毛細血管本来の働きができるようになります。それによって皮膚にもよい影響を与えます。
Q9 赤い色は、何日で消えますか?
3日~7日程度で消え、痕に残ることはありません。
Q10 副作用はありますか?
急に血流がよくなり、老廃物も一気に流れるため、施術後にお疲れが出ることがあります。
施術した日は、ゆっくりお休みください。
Q11 施術した日は、お風呂に入れますか?
入浴は可能ですが、軽めにしてください。激しい運動、過度な飲酒もお控えください。
Q12 かっさ治療の効果は、どれくらいであらわれますか?
東洋医学では、「不通則痛」=通じざればすなわち痛むという言葉があります。
瘀血が原因の症状であれば、かっさ治療で血が通うと、その場で症状が改善します。
Q13 どれくらいの間隔でかっさ治療を受ければよいですか?
1カ月に1度の治療をすると、よい状態を保てる方が多いですが、1度瘀血を排出した後は、食事、睡眠、運動、冷えなどに気をつけて生活されると、瘀血がたまらない状態を長く保つことができます。
Q14 月経痛、月経不順は治りますか?
骨盤内の静脈はうっ血しやすいため、婦人科系の不調のほとんどは、瘀血が原因といえます。
瘀血が原因であれば、次回からの月経の経血の色や痛みに変化が起こり、周期が整ってきます。
長年の痛みが嘘のようになくなることもよくあります。
Q15 不妊治療にかっさ治療は有効ですか?
男性も女性も不妊治療をされている方にはお勧めしています。
骨盤内の血流がよくなり、酸素や栄養、ホルモンが行き渡ると、子宮、卵巣(精巣)の働きもよくなります。
女性では、腹部の瘀血排出により、月経周期が整い、子宮内のうっ血が改善することで着床しやすい状態になると考えます。
Q16 治療の流れを教えてください。
問診、脈診にて、かっさ治療ができる状態か、また行なうべき施術の量や強さを見極めます。漢方オイルを使い、水牛の角や陶器のかっさ板で皮膚をさすります。
初回であれば、お身体のすべてのお悩みを教えてください。かっさだけで効果があるか、鍼灸やカッピングなどを併用するか、ご相談の上、治療方針を決めます。
Q17 かっさ治療を受けてはいけない人は?
・ひどく疲れている時(コロナ後遺症、慢性疲労症候群の疲労感は除く)、体調の悪い時、極度の空腹時、満腹時。
・皮膚に感染、炎症がある時。
・血液が凝固しにくい方。
・妊婦の方の腹部、腰部。月経時の腹部。
・腫瘍のある場所。
・当日、問診や脈診をして、かっさ治療を見合わせる場合もあります。その際はその時のお身体の状態に合わせて鍼灸治療、その他の療法で対応させていただきます。